こんにちは
配当おじさんです。
突然ですが、皆さん「伊藤園」はご存知ですよね。
「お〜いお茶」「健康ミネラルむぎ茶 」、「充実野菜」などが主力商品である、茶葉・緑茶飲料の最大手メーカーです。
では「伊藤園第1種優先株式(25935)」はご存じでしょうか??
優先株式って何?
お得なの?
伊藤園(2593)とどう違うの?
このような疑問に答えていきます。
優先株式のメリット・デメリットや、「実際にお得なのか」見ていきましょう
目次
そもそも優先株式とは
優先株式とは、普通株式に比べて利益の配当または残余財産の分配、あるいは両方について優先的に受け取ることができる株式です。
- 配当金を優先的にもらうことができる
- 倒産した場合でも、残余財産を優先して回収できる
伊藤園では普通株式(2593)だけでなく、優先株式(25935)もあります。
値動きは連動しておらず、株価も異なります。
メリット3選
メリットは次の3点です。
- 通常と同様に優待をもらえる
- 配当が通常の1.25倍
- 通常と比較して株価が安い
順番に見ていきましょう。
1 通常と同様に優待をもらえる
保有株式数に応じ、伊藤園の製品を受け取ることができます。
これは普通株式または優先株式のそれぞれの保有株式数に応じてもらえます。
なので、普通50株と優先50株で合計100株を持っていても、対象にはなりません。
2 配当が通常の1.25倍
優先株式では「普通配当額×125%」の配当をもらえます。
- 40円(普通配当額)×1.25倍=50円
したがって、1株当たり50円が配当金になります。
3 通常と比較して株価が安い
気になる株価は…
- 通常:5,620円
- 優先:1,880円
※ 2022年5月13日時点
なんと約3分の1!
優待ももらえ、配当も1.25倍!
さらに株価まで安い!とってもお得だね!
ただし!デメリットもあります!
デメリット2選
デメリットは次の2点です。
- 議決権がない
- 流動性リスクが高い
1 議決権がない
議決権とは、株主総会での決議に参加して票を入れることができる権利です。
通常、株主総会で、運営や資産の使い方などの事案に対して賛成、反対の票を入れます。
株主の重要な権利の一つですが、優先株式ではこの権利がありません。
2 流動性リスクが高い
流動性リスクとは簡潔に言うと、「売りたい時に売れない、買いたい時に買えないリスク」です。
売買が極端に少なくなることで取引が成立せず、売りたいときに売れない可能性があるということです。(買いたいときも同様です。)
出来高を見ると分かりやすいです。
下記のとおり、取引が少ないことが分かります。
通常の出来高:208,600株
優先の出来高:11,400株
※ 2022年5月12日の出来高
まとめ:個人投資家にはおすすめ
伊藤園第1種優先株式(25935)はお得!
メリットは3点
- 通常と同様に優待をもらえる
- 配当が通常の1.25倍
- 通常と比較して株価が安い
デメリットは2点
- 議決権がない
- 流動性リスクが高い
個人的にはデメリットよりメリットの方が大きいと考えます。
なので、個人投資家の方には「優先株式」の方をおススメします。
特定の銘柄の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。
株式の取引、投資判断は自己責任で行ってくださいね
株主優待制度の廃止や改悪する可能性もあります。
優待だけを目的にするのはおススメしません。
以上参考になればうれしいです。