こんにちは
配当おじさんです。
毎月更新している高配当ランキングでは
次の5つの指標をみています。
- PER
- PBR
- 配当性向
- ROE
- 自己資本比率
記事を見てくださる方の中には
この指標の意味って何だっけ?
と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、すぐに確認できるよう簡単にまとめてみました。
雰囲気だけでもつかんでいただければうれしいです。
また、毎月の高配当ランキング記事と合わせて
定期的に見ることでより理解が深まると思います。
早速一つずつ見ていきましょう。
PER
PERは、株価の割安性を測定する指標です。
「Price Earnings Ratio」の略で「株価収益率」とも言います。
PERは次の計算式で算出されます。
PER(倍) = 株価 ÷ 一株あたり当期純利益
PERが15倍より小さいと割安と言われています。
なんで倍率が低い方が割安なの?
それは、利益に対する株価を示しているからです。
つまり、「投資した金額が何年分の利益で元が取れるか」を示しています。
利益が同じであれば、株価が安いほど割安
株価が同じであれば、利益が多いほど割安
具体的に示すと
① 毎年100円稼ぐ会社の株価が
- 1,000円の場合、PER10倍
- 2,000円の場合、PER20倍
利益が同じ100円であれば、
株価が安いほど(2,000円より1,000円の方が)割安ですよね。
② 株価1,000円の会社の稼ぎが
- 100円の場合:PER10倍
- 200円の場合:PER5倍
株価が同じ1,000円であれば、
利益が多いほど(100円より200円の方が)割安ですよね。
細けぇことはいいんだよ。結論だけ教えろよ。
PERは15倍より小さいと割安
ということを覚えておきましょう。
詳しくは↓
PBR
PBRは株価の割安性を測定する指標です。
「Price Book-value Ratio」の略で、「株価純資産倍率」とも言います。
PBRは次の計算式で算出されます。
PBR(倍)= 株価 ÷ 一株当たり純資産
1倍を下回っていると割安と言われています。
なんで倍率が低い方が割安なの?
それは、資産に対する株価を示しているからです。
資産が同じであれば、株価が安いほど割安
株価が同じであれば、資産が多いほど割安
具体的に示すと
① 100円の資産を持つ会社の株価が
- 100円の場合、PBR1倍
- 200円の場合、PBR2倍
資産が同じ100円であれば、
株価が安いほど(200円より100円の方が)割安ですよね。
② 株価100円の会社の資産が
100円の場合:PBR1倍
200円の場合:PER0.5倍
株価が同じ100円であれば、
資産が多いほど(100円より200円の方が)割安ですよね。
細けぇことはいいんだよ。
PBRは1倍より小さいと割安
ということを覚えておきましょう。
あれ?PERとPBRは同じ割安性の指標?どう違うの?
という疑問を持った方は↓
配当性向
配当性向は、「利益還元率」を示す指標です。
「純利益の中から配当金をどのくらい支払っているか」を示しています。
配当性向は次の計算式で算出されます。
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100
一般的に70%未満であれば健全だと言えるでしょう。
株主からすれば、配当金は多ければ多いほどいいよね。
配当性向高い方がいいんじゃないの??
一概にそうとは言えません。
何故なら、成長のためにコストをかけられず、事業拡大のチャンスを逃しているかもしれないからです。
イメージとしては
「自分の給料の内、どれくらいお小遣いをあげているか」と考えると分かりやすいでしょうか。
お小遣いをもらう方から見れば、高ければ高いほどうれしいです。
しかし、お小遣いをあげるほうからすると、あまりに高いと自分が使えるお金が減ってしまいます。
本来成長のために使うお金も少なくなってしまいます。
そうなってくると、株価も配当金も上がりませんよね。
株主としては30~50%が目安です。
70%未満なら健全だと言えるでしょう。
結論だけ言えよ。
配当性向は70%未満であれば健全
ROE
ROEは企業の収益性を測る指標です。
「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」とも呼ばれます。
名前のとおり、「自己資本を使ってどれだけ効率よく利益を生み出しているか」を示しています。
ROEは次の計算式で算出されます。
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本
10%以上だと、高ROEだと捉えられます。
ROEが高いほど自己資本を効率よく使い、利益を生み出していることが分かります。
ROEが低いと「資金の使い方が下手=経営下手」ということで、
評価が低くなってしまいます。
ただし、「資産」ではなく、「純資産」で見ているため
自己資本金が低い企業のROEは異常に高くなる可能性があります。
他の指標と合わせて見る必要がありますね。
詳しくは↓
んで?結論は?
ROEが10%より大きいと収益性が高い
自己資本比率
自己資本比率とは、中長期的な財務安全性を測定する指標です。
自己資本比率は次の計算式で算出されます。
自己資本比率(%) = 自己資本 ÷ 総資本
「資産に対して、自分の資産はどれくらいか」という指標です。
「自分の資産以外」はいわゆる借金なので、いずれ返さないといけない。
自己資本比率が高いほど、潰れにくい会社だと言えます。
(目安は60%以上)
ただし、「借金は悪」という考え方が根強いですが、
必ずしもそういうわけではありません。
詳細は↓
…
自己資本比率が60%以上だと安全性が高い
まとめ
- PERは15倍未満だと割安
- PBRは1倍未満だと割安
- 配当性向は70%未満だと健全
- ROEは10%以上だと収益性が高い
- 自己資本比率は60%以上だと安全性が高い
指標はあくまでも目安です。
理由があって、割安で放置されている場合もあります。
また、業種によって平均が異なります。
なので、あくまでも目安としてお使いくださいね。
こういった指標を参考に少しずつ「優良株」を探していきましょう。
まだ投資を始めていない方は
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あなたの高配当銘柄探しの参考になればうれしいです。
コツコツ一緒に頑張りましょう!